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スタッフブログ

文様のお話

2017/10/ 6

「"宝づくし"文様のご紹介です!」

   おおきに~。 風呂敷専門店「むす美 東京」 の奥山です。

 

 

 

9月29日のブログでは結婚御祝にお勧めということで"貝合わせ文様"をご紹介しましたが、

本日もお祝い事にぴったりな吉祥文様のひとつ"宝づくし"をご紹介します!

 

 

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二巾13号正絹ちりめん・宝づくし/ピンク

 

 

 

「~づくし文様」とは、テーマをもとにそれに関わるモチーフを集めて文様にしたものを指しています。宝づくしの他には「貝づくし文様」などがあります。

 

一口に「宝」といっても、多様な宝づくし文様があり、様々な願いが込められています。

日本の宝づくしは時代や地方によって多少の違いがあるようです。

今回は代表的なものをご紹介します。

 

 

【 隠れ笠(かくれがさ) 】     【 隠れ蓑(かくれみの) 】

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危険な事物から姿を隠し守ってくれる。

 

 

【 丁子(ちょうじ) 】

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インドネシアなど亜熱帯原産の「クローブ」のことですが、平安時代に絹などと共に日本へもたらされました。貴重な薬、香料、染料として取り入れていました。

 

 

【 宝珠(ほうじゅ) 】       【 打ち出の小槌(うちでのこづち) 】

 okuyama.2017.10.06.005.png

 

宝珠 ... 何でも意のままに願いを叶える珠

打ち出の小槌 ... 打てば何でも自分の望むものが出てくることから富貴のモチーフとされている。

 

 

【 金嚢(きんのう)/宝袋(たからぶくろ) 】  【 宝鑰(ほうやく) 】

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金嚢・宝袋 ... 財宝を入れる袋・巾着袋

宝鑰 ... 宝の倉庫の鍵。財産、富の象徴。

 

 

【 巻物(まきもの) 】        【 軍配(ぐんばい) 】

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巻物 ... 知恵・知識

軍配 ... 勝負の采配を決定づける

 

 

【 分銅(ふんどう) 】

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秤で金の重さを量るのに使う「おもり」の形を表したもの。富の象徴。

 

 

【 七宝(しっぽう) /花輪違い(はなわちがい) 】

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法華経でいうところのこの世の7つの宝。丸い形は円満を意味しています。

七宝・花輪違い どちらも意味は同じです。

 

 

 

一枚の風呂敷の中にここまで沢山の吉祥文様が描かれているととても縁起が良いですね。

 

実際にお品物を平包みで包むと宝づくし文様がこのように出てきます。

 okuyama.2017.10.06.012.JPG

 

 

高級感のある正絹縮緬に優しい色味の上品な風呂敷ですので、ハレの日づかいには特にお薦めです!

 

 

 

それでは 風呂敷専門店「むす美 東京」 の奥山でした。

instagramもございます★

 

2017/10/ 4

【松文様のお話し】

おおきに~。「風呂敷専門店 むす美京都」スタッフの上田です。

 

 

 

皆様いかがお過ごしでしょうか?

もう10月になり今年も残り三か月となりましたね・・・‼‼‼

月日が流れるのは早い・・

 

ぐぅぅんと気温も低くなってきてるので、体調管理には気を付けてくださいね。

私は年齢と共に冷え症が気になり、代謝を上げるべく最近開脚ストレッチを始めました。

始めたのは初めてではないです。

 

 

 

 

2回目です。

 

 

 

三日坊主でなかなか続かなく、今年の2月に始めたのですが開脚できないままに

終わってしまったので、目標新たに気持ち切り替えて取り組んでいます!!

 

少し開脚できるようになったら家族に見せて自慢する・・・

その反応を見て一人でガッツポーズする。

 

それがここ最近の楽しみな日課となっています。

 

 

 

さて、いつものように話題は急に変わりますが

今日、皆さまにお伝えしたのは【松文様】についてです。

 

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皆さま、松文様はご覧になられた事はありますか?

 

 

 

お城などの襖などにも松は描かれている事が多く、

風呂敷の文様に限らず松自体が描かれている何かを

目にした方の方が多いかもしれませんね。

 

むす美で取り扱っている風呂敷では

松文様が描かれている風呂敷もたくさんございます。

 

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三巾伊砂文様 両面 松 テツ/アカ ¥3,000(税抜)

 

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二巾9号 正絹ちりめん 友禅 松/クリーム  ¥15,000(税抜)

 

 

同じ松文様といっても松自体が描かれているものと、

文様化されたものと様々ございます。

印象も変わってきますよね。

 

 

 

さてそんな松文様ですが文様にも意味がございます。

 

文様には意味をなぞらえ思いをたくす重要な役割があります。

それが日本人独特の奥ゆかしい文化で美しいですよね。

 

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松は百年の樹齢を保つことから長生きの象徴として親しまれ、

目上の方の贈り物などに適しています。

 

 

松の緑色は常緑であることから常盤木(ときわぎ)と呼ばれ、

また千年の齢を保つとして吉祥樹とされてきたことから

松はめでたい時だけに使うのではなく

季節を選ばず一年中用いられる文様です。

 

だから、お宮参り着などで良く見かける文様でもあります。

赤ちゃんの長生きを願っているのですね。

 

 

こういった縁起の良い文様のことを「吉祥文様」と呼びます。

 

もともと松の木を吉祥文様としたのは古代の中国です。

厳寒にも常緑を保つ松は生命力の象徴であり、

それ以外でも寒さに強い竹や梅と共に、

逆境にあっても変わることなく節操を守るとして

多くの絵画のモチーフとしても使われました。

 

 ueda.2017.10.04.005.png.jpg

 

 

日本でも縁起物として定着している合わせ柄である「松竹梅」は

中国では古くから「歳寒三友」(さいかんさんゆう)と呼ばれ精神 

的に理想のものとして喜ばれてきました。

 

そのような思想が日本にもたらされたのは平安時代のようです。

日本では吉祥文様というだけではなく、その形の面白さから松に

は様々な形の文様が考えられました。

  

 芽生えてまだ生長していない若い松の姿を表わした「若松文様」

 風雪に耐えた長寿の松を表わした「老松文様」

 松葉のみを文様にした「松葉文様」

 松ぼっくりを文様にした「松笠文様」

 松葉を笠のようにして表わした「笠松文様」など

 松の木が隅から隅まで文様化されています。

 

 

松文様・・・とても奥が深いですね。

 

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三巾伊砂文様 両面 松 テツ/アカ ¥3,000(税抜)

 

 

こちらの風呂敷は丸い形の文様で、

個人的には北欧っぽい柄にみえてしまうんです・・・

私だけでしょうか・・

 

目上の方への贈り物に大変お勧めですが、

松文様には様々な形の文様がございますので、

そのユニークな文様を活かしてインテリアに使って頂いてもとても

おしゃれですよ♪

 

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こちらの風呂敷は両面になってるので、クッションカバーとして、こんな見せ方もありかと・・

コントラストがはっきりして可愛いですよね♪

 

一見、松文様と聞くともちろん和のイメージが強いと思いますが

松文様には様々な形があるので、このように北欧風インテリアに

使ってみても良いと思います。

 

 

是非、松文様を身近に感じて頂ければよいなぁと思います。

 

 

 

 

それでは 風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの上田でした。

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